VA-11 Hall-A
ころじい「steamサマーセールかー、適当に面白そうなの買うべはー」
で、購入したゲームのひとつがこちら、”VA-11 Hall-A”。
サイバーパンクな世界観で繰り広げられる独特なストーリー、好きな人にはたまらない作品です。
評価点
- シンプルで直感的にわかりやすいシステム
- 非常に人間臭いキャラたちが繰り広げる惹きこまれる会話
- 懐かしさを感じる質の高いBGM
難点は、かなーり下ネタというか猥談が多く、人を選ぶところでしょうか。
本稿ではころじいがVA-11 Hall-Aをプレイした感想を交え、
その魅力を伝えていきたいと思います。
VA-11 Hall-Aの魅力にせまる
上図はゲーム開始時に表示される文言。
ジャンルはアドベンチャー。
ベネズエラ発のインディーゲームで、海外で高い評価を受け、日本にも上陸。
海外製らしく、非常にアメリカンジョークが多い。
また下ネタや猥談、ガチでセクシャルな話と、これvita版どうなってんだろうなと思うレベルでぶっこんでくる。
ころじいはそういうのウェルカム!
では、ゲームの流れを見ていきましょう。
出勤まで自宅でくつろごう
出勤までは自宅でネット掲示板やニュースを見てゴロゴロ。
それにしても・・・。
なんともかわいらしい。
色数を抑えてレトロゲームのような雰囲気を出していますね。
かといって、絵柄は古臭いわけではなく現代風。
BGMも同様で、どこか懐かしさを感じるものの全く違和感なく入り込んでくる感じ。
さてさて、では自宅で何ができるんでしょうか。
主人公ジルの持っているスマホ(タブレットかも)でニュースや掲示板を確認できる。
上図のように、おま国的なあるあるネタも挟まれており、見ていて楽しい。
ストーリーが進むと壁紙を変えたり、部屋のカスタマイズが可能となる。
所持金と相談してお気に入りの部屋に仕上げよう。
しかし、壁紙はわかるけどコタツの柄を変えられるってのがニッチというかなんというか。
ていうか、なんでベネズエラの人(開発陣)がコタツなんてもん知ってんだ?
ジャパニーズ文化、凄いネー。
いろいろいじったら、バーに出勤しましょう。
一日を変え、一生を変えるカクテルを!
バー。
それは出会いと別れの場。
ってそれはルイーダの酒場やないかい!
・・・はい。
主人公はバー”VA-11 Hall-A”で働いています。
到着してまずやることは、ジュークボックスにかける曲の選択。
かなりの曲数が入っています。
何がどんな曲か、初めはまったくわからないため適当に選択してみましょう。
どの曲も耳さわりが良く、客との会話を引き立ててくれます。
適当に選択したはずなのに、会話にマッチした曲が流れたりして「あれ?俺って名DJ?」みたいなことになったり。
曲を選び終わったら接客です。
うーん、おっさんか・・・。
ビールっつってるけど適当なもん飲ますか・・・というわけにはいきません。
お給料欲しいからね、ちゃんと作ろうね。
レシピを検索して、分量を量ってシェイカーへ。
入れ終わったらシェイク!
というように、非常に簡単にカクテルができます。
「ビールはカクテルじゃねぇだろwww知ったか乙www」とか思う人もいるかもしれません。
上図の説明を見てみましょう。
”伝統的な製法のビールは高級品になったが、これはかなり本物に近い…”
つまり、そういうことです。
このゲームの世界観が少し理解できるような、そんな文言ですね。
ちなみにビール以外はほぼほぼこのゲームオリジナルのカクテルです。
さて、作ったら客に提供します。
提供するカクテルによって、ストーリーは変化します。
お客の求めるカクテルを出すも出さないも、あなた次第。
・・・言われたとおりに提供したらこれだよ!
そんなわけで、唐突にNGワードがガンガンぶっこまれてきます。
ここは人を選ぶポイントですねー、苦手であれば本作をオススメしません。
お客の相手をこなしていると、途中休憩をはさみます。
あらかわいい。
ということで、このゲームの流れをおさらいしましょう。
- 自宅でいろいろ
- 出勤してジュークボックス設定
- 客にカクテルを出す、話を聞く
ね、簡単でしょ?
「え、それだけ?何が楽しいの?」
そうですね、ゲーム性は低いかもしれません。
しかし、本作の魅力はなんといっても引き込まれていくストーリー。
客との会話から明らかになっていく世界観。
訪れる客は意外なところで接点があったり。
果たして魔の手は誰に忍び寄るのか。
先が気になるストーリー展開となっています。
まったく・・・先が気になるぜ・・・!!
日本愛を感じるローカライズ
さて、本作の魅力というかなんというか。
日本語ローカライズって、結構テキトーなゲームが多いんですよね。
本作は非常によくローカライズされています。
というか、コタツといい上図の”ニコニコ動画”的なコメントが流れるアレのように、日本の文化がもともと盛り込まれています。
ほんとに細かいところにまでネタをはさんでいるんですよね。
上図は某大型掲示板を彷彿とさせますね。
”どうしてアリスをチヤホヤするんだぜ…”もおそらく東方ネタではないかと思います。
というように、すごく日本愛を感じるローカライズがなされています。
いやー、なんだか嬉しくなりますねこういうのって。
VA-11 Hall-Aのまとめ
すとり~みんぐチャンが言うように、ヴァルハラは”ショボくて汚くてくさくて最低なバー”かもしれません。
だが、ここに集う人たちとそれを相手する主人公ジルの何気ない会話は惹かれるものがあります。
ネタバレを避けるため本レビューではその魅力を伝えきることはできません。
少しでもあなたの琴線に触れたのであれば、是非プレイしてその目で確認していただければと思います。(ファミ通風)
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